目次
みなさん、育児(もしくは家事)をしない夫に参加してもらうためには、どうしたらいいと思いますか?
今回は、助産師が実際に旦那教育として、オススメしている方法をご紹介していこうと思います。
以下にポイントをまとめてみました。
ポイント
- できるなら妊娠前に
- 小さいこと1つから一緒にやる
- 大げさに褒める
- お礼をしっかり言う
- いきなりダメ出しをしない
では、これからもう少し詳しくポイントを説明していきます。
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旦那教育って?
『旦那教育』とは、家事や育児をやってもらう、もしくは手伝ってもらうために教育することです。
イクメンは1日にして成らず!旦那教育はメリットしかありません。少し紹介します。
共働き世代にとって大切なもの
今の時代、共働きで家事育児をこなす家庭がほとんどです。
1人でなにもかもやったほうが、楽!というタイプであれば旦那教育は必要ないでしょう。
しかし、相手がどんな状況にいるか、どんなことをしてくれているか、などの
『家庭での出来事を共有』できたり『ちょっとした思いやり』を引き出すには、
とても大切なものです。お子さんも、そんな2人の様子をみて学んでくれるはずです。
家事/育児を二人三脚で
突然ですが、男と女の脳みそって作りが違います。家事でも育児でもそうです。
男脳は、1つのことを突き詰めていく。女脳は、マルチタスクをこなしていく。
それぞれ、良いところ悪いところがあります。
お互いに、補い合うことができれば辛いことは1/2になります。
よくコミュニケーションをとって役割分担を決めたり、知恵を出し合うことで楽しく家事育児ができますよ。
すぐにはできない
ここまで理想をお伝えしてきましたが、家事育児への意識ってすぐには変えられません。
地道にコツコツ…、ある日ふと変化が訪れるようになります。
旦那教育には、ある程度の時間と根気が必要なのです。
どうやって教育するの?[ポイント]
じゃあ、いつごろから、どんな風にやっていくといいのか。
順番に説明していきます。
1.できるなら妊娠前から
妊娠中にあまりオススメしないのは、つわりがいつまで続くかわからないし、女性側にも余裕がないから。
それと、つわりの時ほど家事をやってもらいたいからです。もちろん、妊娠中からでも間に合います。
同棲・結婚後などから始めても◎。早ければ早いほど、女性側にとって良いです。
第2子以降の人でももちろん間に合います。ただ、少し時間がかかることなので、焦らずに挑戦してほしいと思います。
2.小さいこと1つから一緒に始める
例えば、食器の片付けなど。お互いにやっている家事を共有していくような感覚です。
ここで気を付けたいことは、自分の家事のやり方を、押し付けないこと。
大切なことは、『結果がどうなっていてほしいか』を伝えることです。
3.大げさに褒める
自分も褒められたら、嬉しいですよね。『いや、これくらいで…』と、
思うことほど、大げさに褒めたほうが【家事をやること】のハードルが低くなります。
褒めるコツは、3ステップ!
褒める3ステップ
- やろうとしたことを褒める
- 具体的に褒める
- やってくれたことを褒める
『1.やろうとしたことを褒める』は、「やってくれるの?さすが!」
『2.具体的に褒める』は、「お皿にヨゴレが残ってない!完璧!」
『3.やってくれたことを褒める』は、「疲れているのに、こんなにやってくれてすごく助かった!」
褒めすぎかな?と思うくらいが、効果抜群です。
4.お礼をしっかり言う
一緒にいる時間が長いと、無意識に過ごしてしまうことが増えてきます。
なかでも忘れがちなのが、感謝の気持ちを伝える事。
『やってよかったな。』と思えるくらいに、こちらも大げさにお礼を伝えましょう。
仕事と一緒で、認められるとやる気が出てきますよね。
5.いきなりダメ出しをしない
ここまでで気付いた人もいると思いますが、ぶっちゃけ『甘いな』と思いません?
「ここまで褒めたたえているのに、できることはこれだけかよ」って感じると思います。
しかし!だからといって、家事をやることが定着していないときに「これができていない」と突っ込むと、
『そんなに気に入らないなら、自分でやればいいじゃん』と思ってしまうのが、人の真理。
直してほしいところがあれば、「こうしたほうが良さそうだけど、どう思う?」と対等に話し合うことで、修正することができます。
イライラいないコツ
前述した項目では、『我慢して褒めないといけないのだろうか?』と思う部分もありますよね。
不平等に思うときもあるでしょう。(私も旦那もありました。)そんな時の、対処法をご紹介します。
1.妥協点を見つける
夫婦やパートナーも、1人の人間です。理解できない部分や、合わない価値観がある。
諦めるのも、方法としてありますが、やはりしっかりしたいところもあります。
そんな時は、妥協点を探してみてください。見つかったら対等に相談してみる。
完璧にはいかなくても、伝えることで気持ちが落ち着く効果もあります。
2.育児の練習をするつもりで
子どもの教育的視点でも、『褒める』ことは大事なことです。
感謝は、人に伝えないとわかりづらいものですし、何よりも自分に余裕がうまれます。
育児も練習が必要になってくるので、これを期に習慣化させてしまうのも徳です。
3.ひっかかる事は早めに相談する
不満やイライラって、抱えれば抱えるほど雪だるまのように大きくなっていきます。
いつのまにか大爆発…!なんてこともあります。(私と旦那は、これもありました。)
不満の雪だるまが小さいうちに、相談することをオススメします。
体感ですが、大きな喧嘩は減ったと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
家事/育児を1人でやるのは本当にしんどいので、少しでも助けてくれる人が近くにいたら安心ですよね。
旦那教育のポイントを参考に、心地良い環境を作っていきましょうね!