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【妊婦さんの体重管理って?】体重が増えても大丈夫?無理のない太り方。

目次

こんにちは、嫁です。

今、助産師として働いている傍らで妊婦やっています。

今は妊娠後期に入ってきていて、もう~、もう~、おなかが大きくて色々大変。

しゃがむ事がそもそもの物理的な問題で苦しい...靴下を履くのだって一苦労。

うぅ~!ってなりながら履き替えています。そして恥骨と股関節の痛み。これはキツい。

骨盤に頭があたっている気がする…。

そんな、ただでさえも大変な妊婦さんたち...。

今回はその中でも特に大変な体重管理について話をしていきたいと思います。

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そもそも、なんで体重管理が必要なの?

今、巷ではあまり体重を増やさないほうがよいと言われていますよね。

妊婦健診やアプリでも、体重増加の注意点など一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

これだけみんなが言うのには理由があります。それは妊娠の合併症を起こしやすくなってしまうからです。妊娠高血圧症候群とか、妊娠糖尿病になりやすいと言われてます。

なにが怖いって、簡単に言うと母体と胎児の安全・健康が崩れてしまうんです。極端に言うと、2人の命が危なくなることもあるんです。

妊娠は病気ではないとくくられますが、病気に転じやすい時期です。分娩の時にだって増えた体重は悪さをします。

スムーズなお産を遠ざけてしまうことも。

まずは、産道にたっぷりついた脂肪が、ただでさえ狭い産道をさらに狭くして、分娩までにかかる時間をいたずらに延ばしていきます。

それに胎児の体重も一緒に増えていくことが多いです。妊娠糖尿病だと巨大児になりやすい傾向にあります。

さらに脂肪が身体に蓄積していくと微弱陣痛という胎児を娩出するのに馬力不足になることもあるんです。

お産には4つの要素が必要なんて言われています。

  1. 産道
  2. 娩出物(胎児+胎盤+羊水など)
  3. 娩出力
  4. メンタル

どれかが欠けると、その分お産の時間がかかっていくと言われています。

誰だって、痛い時間はなるべく少なくしたいですよね。これは産婦さんたちだけではなく、お産をサポートする助産師も同じ思いです!

だって、産んだからってそこで終わるわけじゃないんですよ。胎盤ですべて賄えてた、赤ちゃんの色々をお腹の外に出してお世話しないといけない。

全力で必死で命を懸けて産むんだけど、育児も全力で必死で大変、体力を残しておきたい!経膣分娩も帝王切開もどっちも同じです。

実は痩せ過ぎも注意!

ここまでは体重が増えていく話でしたけど、痩せ体型(BMI=18.5以下)の妊婦さんがカロリー制限しすぎるのも考えものです。

偏食だったり、エネルギー量が極端に低いものを食べたり。食事だけとは一概に言えませんが、低出生体重児が増えてきているのも事実です。単純に栄養が足りなくて赤ちゃんが育たないっていうことです。

子宮や胎盤の血流がよくない場合、ほかの妊娠中の合併症などでも低出生体重児が多い傾向はありますが、今回は割愛します。

つわりも、痩せてしまうタイプの人は一時的に体重が落ちますが、そのあとに栄養がとれれば問題ありません。妊娠初期で終わればラッキーですが、産まれるまでつわりが続いていくお母様方もいますよね。

そんな時には一番に体重管理!というよりは、摂りやすい食事を摂れるときに無理せず摂取し、バランスをとっていくことが大切かな~と思います。つわりは長引いたけど、意外とおなかの赤ちゃんは元気でいることが多いのです。

治療が必要なつわりもあるため、妊婦健診でもお母さんと赤ちゃんの様子をしっかり見ていっています。必要なときは点滴などで最低限の栄養を身体にあげます。

あとは、つわりの種類にもよりますね。食べづわりの人は妊娠後期に入ってくるとコロコロ体重が増えていってしまいますから、ちょっとした工夫が必要です。

妊娠初期だけの症状ではないので、つわりかな?と思ったら通っている産院に相談してみてください。

体重管理って本当に大変!

1人ひとり体質や生活習慣、嗜好などが違うからこそ難しい体重管理。助産師であっても自分の妊娠管理って簡単じゃないのです。

そこで、今まで試してきた食事管理や工夫など共有できたら少しでも憂鬱な気持ちが消えるのではないかと…。私も悩んでいたし。

健診が近づくたびに体重計に乗ってはため息…なんだか悪いことをしているみたいでしんどいな…なぁ~んて。助産師だってみんなと一緒で日々体重とにらめっこです。

体重増加のペース(私の場合)

私、ぶっちゃけ、妊娠11週の時点で+5.4kgでした。わお。しばらく測っていなかったから、妊娠直前の体重からの増加と言えませんが、記憶をたどると…まぁ…確かに…。急に妊娠中期終了間際ぐらいの体重増加をたたき出しましたよ。

さっそく総合病院で初期検査の時点で体重管理の指導が入りました(笑)栄養士さんとの面談もおすすめされて、素直に受けてきた(笑)

水分のせいだと思いたいけど…(往生際が悪い←)食べづわりだったっていうのもある…。指導内容は食事の内容を聞かれて答えただけ。

受診した時期はつわりがピークを超えてきたころ。初めは心音が2個あったから(バニシングツイン)結構濃厚な食べづわりできつかった記憶。(双子はつわりが強くでやすい*諸説あり)

食べられるものも一瞬で違って、食べられるものを探す。って感じだったから食事管理なんて本当無理。それで増えました。どうしようもなかったから(笑)はは。でも赤ちゃんはいつも元気でした。

体重管理に本当に厳しい女医さんにあたったもんだから、まぁ~~~~~~すっぱく体重管理についてご指導がありました。

言い訳が頭によぎりますが、先生の言いたいこともわかるから飲み込んだ。でも悔しくて、後期まで体重キープしてやる!!!って思いで頑張りました。体重の管理って簡単に言うけどね、やるのは大変なんだから!

それで結果から言うとね、妊娠26週で+5.9kg^^!初期から+0.5kgのみの増加でここまできた。お子ちゃんはど真ん中の平均くらい。

赤ちゃんが栄養不足、エネルギー不足になるのも嫌なので、「「急激に増やさない」」を目標に、体重コントロールは成功したと思います。

体重増加の目安とは?

そもそも、妊娠したら体重が増えるのってなんで?って話になるんですが。一番は赤ちゃんの体重だと思うでしょ?実はね、赤ちゃんよりそれ以外で増えているほうが多いんです。

大体の平均でいうと、①胎児(約3kg)②胎盤(約0.5kg)③羊水(約0.5㎏)④血液(約2.5kg)⑤子宮/乳房/その他(約1.5kg)

これだけで計算しても約8kgは増える予定です。この大半は妊娠中期~後期にかけて増加していく分なのです。

初産婦さんだと、妊娠40~41週で分娩していくと仮定して、体重が増える中期から計算すると…約14週間(3か月半)くらいは体重増加する時期を耐えていくわけです。

最後に体重が増えてきても、ドーンと余裕に構えることができればいいですよね!ってことで、勝手に目安を考えてみました。

注:標準体型(BMI18.5~24)の人の場合

  • 妊娠初期(着床~妊娠16週):1~2kg
  • 妊娠中期(妊娠16週~28週):2~3kg
  • 妊娠後期(妊娠28~41週):4~5kg

客観的にほかの妊婦さんの経過をみていると、妊娠中期の体重を上手にコントロールできれば、お産になるころにはちょうど良い体重増加量になるなって感じるんです。

もちろん、つわりのときにはこんなこと考えてられないので、その日、その時の体調に合わせてやっていくといいと思います。

中期や後期になっても、日によって体調は変わってくるので無理はしないでくださいね。

あとがき

いかがでしたか?

妊娠経過って人によって本当に違うので、今回のお話がみんなに当てはまるわけではないので一例としてとらえていただけると幸いです。

試行錯誤してもうまくコントロールできない場合や、なんにもしなくてもなんだか順調に進んでいく場合もあります。時には振り回されることもあるかと思いますが、一番は赤ちゃんとお母さんが心も身体も健康でいることが大切だと思います。

妊娠中の体重コントロールはより難しいと思いますが、増加の目安を参考に工夫してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

ぽんこつパパの奮闘ブログ

看護師でブログを書いています。助産師の妻もブログと奮闘中。手術室勤務→退職→ICU勤務→病休からの復職。 2歳4ヶ月の一児のパパ。 趣味はディズニー/カメラ/ボルダリング

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