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[助産師ブログ]看護師から助産師に転職してみて

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[助産師ブログ]看護師から助産師に転職してみて
[助産師ブログ]看護師から助産師に転職してみて

嫁です。今は、助産師として働いている私ですが、以前は看護師として働いていたこともありました。

今回は、どうやって看護師から助産師に転職したかの方法と、助産師になったことのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

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看護師から助産師への転職方法

看護師から助産師への転職方法
看護師から助産師への転職方法

助産師になるためには、助産学校に入学しないといけません。

実際に調べたことや入学してみて思ったこと、違いやオススメについても触れているので、ご紹介していきます。

大学院(修士課程)

大体の大学院では2年間で、修士課程まで取得できます。助産師に必要な科目をこなすこと、研究や学会発表などがノルマとしてプラスされます。

1年目は、学科と実習、2年目は研究などのカリキュラムが組まれていますが、大学院によって様々なので下調べは必須です。

例えば将来、看護部長になりたいというキャリアアップ志向の方は、いっぺんにとってしまったほうが楽だと思います。

しかし、2年間仕事をしないので、その間の生活費や税金、保険などの対策はしておかないといけません。バイトくらいはしている人もいましたが、正直キツそうでした。

最近の教育委員会の流れとしては、専門・大学での資格取得を減らし、大学院で資格取得させる方向で変えていこうとしているので、一度は考えてみても損はないと思います。

大学(専攻科・別科)

私自身は、出身大学の助産学専攻科で資格取得をしました。1年間のうちに、学科と実習をこなしていきます。

学校によっては研究も行うため、実習やら試験やら研究やらで大変でしたが、興味のある分野なので勉強が楽しかったです。

大学院と比較して、短期間で助産師資格を取得できます。学費も1年間分なので、雑費など込みでも看護師時代の貯金で、大体の部分は賄えていたと思います。

研究とか修士課程取得はいらず、学士資格は一応とっておこうという人は、大学が向いていると思います。

専門学校

ぶっちゃけ、大学と専門学校の違いって、学士資格が貰えるか貰えないかくらいの違いです。

学科のボリューム、学費、実習のしんどさも大学と専門学校は一緒なので、私はできるだけ大学で助産師資格を取得することをオススメします。

私は入学試験の準備をするとき、大学に落ちた場合のすべり止めとして資料を集めたり、試験対策をしていました。

すべり止めとして考える場合は、試験日、合格発表日程、入学手続き期間をしっかり確認して、申し込むようにしましょう。

助産師に転職してのメリット

助産師に転職してのメリット
助産師に転職してのメリット

看護師として働いてたころと比べて、助産師という職種がどうだったかという視点でメリットをお伝えしていこうと思います。

給料が上がった

私の場合は、全体的に平均で3~4万円くらい給料があがっています。基本給も上がるので、ボーナスも6万円弱くらい増加している計算になりました。

病院にもよりますが、だいたいのところでは今の基本給より1~2万円くらいの基本給UPが見込めます。

あとは資格手当というものがでる病院もあり、これも平均1~2万円くらい出してくれるところが多いです。

数は少ないですが、病院や施設によっては『分娩手当』というものがでるところもあり、看護師よりも給料は多くもらえますね。

働き方のバリエーションが増えた

助産師の就職先で、圧倒的に多いのが『病院』、次いで『クリニック/診療所』、『助産院』となっています。

助産院に至っては全体の1%くらいしか就職していないらしいのですが。

工夫をすれば、働き方は無限大の万能資格です。ほんの一部ですが表にしてみたので、参考にしてください。

助産師の働き方

  1. 開業助産師(有床/無床助産院)
  2. 保健センター
  3. 保健相談員(母子)
  4. 保育園
  5. 一般企業
  6. 派遣助産師
  7. NPO法人
  8. コールセンター

助産師は、医師や歯科医師と一緒で、開業できるっていうのがメリットとして強いですね。

モチベーションがUP

助産師の仕事は、助産師にしかできない仕事で、かなり専門性が高い仕事になっています。

看護師も、もちろん専門性は高いのですが、医者の指示のもと医療行為をしなければなりません。

しかし、助産師は医師の指示なく正常な分娩をとれるし、乳房ケアだってできるのです。

おおげさにってしまえば、医者と同等!笑

真面目な話、その『助産師にしか認められていないエリア』『女性のために働ける』という点では、とてもやりがいを感じることができます。

助産師に転職してのデメリット

助産師に転職してのデメリット
助産師に転職してのデメリット

働いている場所にもよりますが、今は転職して大学病院で働いているので、現在のデメリットをお伝えします。

勉強量が増えた

看護師になった時も、国家試験とは別にかなりの量の勉強をしましたが、助産師は別格でした。

助産学校で習ったこと、実習で学んだことは氷山の一角で、助産の知識はかなり奥深い…。日々、勉強という感じでした。

特に、分娩ケアと乳房ケアは技術も含まれている為、今もまだ勉強中です。

1人前になるまでに時間がかかる

看護師と比べて、経験値がものをいう現場だな、と配属1年目で痛感しました…。

上記でも触れていますが、分娩ケアと乳房ケアは特に職人技のような部分もあるため、机上の勉強だけでは賄えないところが多いです。

しかも、分娩も乳房も個人差がすごくあるので、『こういうときにはこーしたらいい』っていうルーティンがありません

でも、1件1件大切に学んでいけば、知識と技術は必ず身についていくので、あきらめずに続けていくことが大切だと思います。

まとめ

いかかでしたか?

助産師っていう仕事は、看護師よりも専門性が高くなってくるため、

資格取得にも時間がかかるし、1人前になるにも時間がかかってしまう職種です。

ですが、その分女性から求められる仕事ではありますし、

この先、『赤ちゃんが生まれる』ことがある限り、絶対なくならないのでより安定しています。

大変なことは多いけれど、看護師から助産師に転職してよかったなと思うことは多いので、

興味のある方は、ぜひ、助産師になってほしいなと思います。

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  • この記事を書いた人

ぽんこつパパの奮闘ブログ

看護師でブログを書いています。助産師の妻もブログと奮闘中。手術室勤務→退職→ICU勤務→病休からの復職。 2歳4ヶ月の一児のパパ。 趣味はディズニー/カメラ/ボルダリング

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